DDSS(ヴィジュアル検索支援システム)

目次
プロジェクト概要

「予定合わせ支援ツール」

ユーザの発想を支援するための独自のヴィジュアル検索インターフェース。 虫眼鏡のメタファーを用いることで、パソコンに不慣れな人でも簡単にDMC検索システムで検索が行うことができる。

『DDSS』イメージ

『DDSS』イメージ

※クリックすると拡大画像が表示されます

開発の背景

慶応大学の検索システムの1つであるデジタルメディアコンテンツ統合システム(以下DMCシステム)はいくつかの悩み事を抱えていた。まずパソコンを使い込んでいない人達にとって、インターフェースが使い辛い。次に、DMCシステムは本来独自の検索技術により、ユーザーの発想を支援するものであるが、理解し難いインターフェースや言葉の利用により、発想を支援しているという意図が伝わり難い。そこで慶応大学の嶋津先生より分かりやすく使いやすいインターフェースを考えてもらいたいという要望があり、それを開発することとなった。

開発の目的

パソコンに不慣れな人でも使え、かつDMCシステムは発想を支援しているのだという事が伝わるインターフェースを開発したい。

成果物
データ

メンバー

名前役割所属
K.TPM大手IT企業I社
瀬端博志学生メンバー環境情報学部4年
荒木恵学生メンバー総合政策学部3年
安藤亮一学生メンバー総合政策学部3年
川口将司学生メンバー環境情報学部2年

メンバーの声

DDSS参加者の声

スケジュール

開発スケジュール(実績)

開発スケジュール(実績)

ソフトウェア規模

  • データ無し

作業時間

  • 合計:480h
  • 瀬端:データ無し
  • 荒木:データ無し
  • 安藤:128h
  • 川口:133.5h
評価

成果発表会の様子

中間発表会の様子2 中間発表会の様子3 最終発表会の様子2 最終発表会の様子3

評価委員からのコメント

  • こちらの要求も言葉では言えるが、具体的なイメージを固めるまでが大変な作業であったと思われる。UIに関しては、使用するユーザーによって意見が分かれるところであり、一般的な正解はない。曖昧な問題に、どのように取組むかの練習にはなったものと思われる。
  • 要件定義におけるクライアントとの認識のずれの問題は他の班でも起きていました。このように、共通してよく発生する問題に対しては、指導ガイドラインを整備するなどして、プロジェクトがスムーズに進められるように支援することが運営者側に求められると思います。
  • このプロジェクトの目的、目標に対する認識も良く、良くできたチームだったと思います。
  • 検索ページを視覚化した点は評価できるが、関連項目と検索結果がどういう関係になるのかが分かりにくい。あくまでDMC内部の検索であって、外部の膨大なデータとどう関連づけるかが問題。一般の検索エンジンとの連携が必要なのではないか。
    ユーザーインターフェースは、見てくれだけ改良されればいい、というものではなく、ユーザーの知的欲求を満たす必要がある。その意味では発注者側が安易な発注をしたのではないか。短期の学生のプロジェクトだから仕方ないにしても、インターフェースの背後にある検索エンジンの思想と関連づけて開発すべきではなかったか。
  • 1.提案書の作成に対案を使ったのは、いいことである。本プロジェクトの目的は、(1)入出力を明確にする(2)projectを体験するがあるが、(1)だけでも充分なのである。

    2.UIは大変面白い

    3.presentation技術も優れている

    4.5teamの中では、1、2位を争う出来である。
  • 「検索」ではなく「絞込み」に焦点を当てたUIである点が秀逸。すばらしいアイデアと思います。「要件」を勘違いしていた、という時点からここまでのリカバリができたのが良かったと思います。
    「虫眼鏡」のビジュアルと「絞込み」概念の結びつきがこのプロジェクトのキーとなる最重要のアイデアなのですが(ヴェン図が基だそうですが、ヴェン図のままではいまいち受けなかったでしょう。「虫眼鏡」であることが重要です)、このアイデアがどこから出てきたかが大変気になります。ほんとうに学生から出てきたなら、ほんとうにすばらしいプロジェクトです。
  • DMCユーザインターフェイスの改善
    ・開発のプロセス全体がうまく進捗した様子ですね。
    ・使用が「ユーザインターフェイスの改善」と絞り込まれていたのがスムーズに進捗した理由かもしれませんね。
  • チームとクライアントとの認識のずれに気づくのが遅れた理由を分析する必要がありますね。PMと学生の技術力の差が大きかったのかもしれません。ともあれ、動くものができてよかったです。
  • ・UIの改良に創造的に取り組んでいる点が好印象だった。特に虫眼鏡と言うアイデアは、ユーザーの受けもよく、工夫次第で今後実際に活用される可能性が感じられる
    ・AND検索、OR検索、あいまい検索などが直感的にわかるように、UIを工夫していくとよりよいシステムになる。
  • デモ有、ビデオ有、プレゼンは楽しかった。