今回提案する教育プログラムは、単に情報技術スキルの高度化を求めるのではなく、その技術を活用する目的への強い関心を引き出す仕組みが内包されています。 そのため、多様な研究領域に属する教員たちが本プログラムに強い関心を抱き、同時に学生たちの新たな知的好奇心をも誘発します。 従って、本プログラムは、カリキュラムの再編成にあたって非常に重要な位置を占めることになります。
また本プログラムは、産学連携のプロジェクト実践であることから、企業インターンシップ以上に価値あるものを学生に提供します。 50人程度のクラスで、1プロジェクト5名程度の学生が若手企業人と協働してプロジェクトの成果をあげ、 最後にはコンペによって優劣が明確になり、実社会への眼が養われることから、学生にとって非常に望ましい効果が期待できます。 このような産学連携のシナジー効果は、新しい情報教育の可能性を拓き、次世代の有能な情報技術者を数多く輩出するでしょう。