準JUNシステム
プロジェクト提案書
Version 1.0
2006年11月6日
準JUNチーム
PM: 寺沢 尚史 (株式会社 CIJ)
メンバー: 荒木 恵 (総合政策学部 4 年)
川口 将司 (環境情報学部 3 年)
黒木 雄太 (環境情報学部 3 年)
変更履歴
Version |
内容 |
日付 |
担当 |
備考 |
0.8.1 |
新規作成 |
2006/11/6 |
川口 寺沢 |
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目次
本ドキュメントは、準JUNチームが機能拡張する中国語添削支援システムについて、どの様に改良するか、どの様に機能を追加するかを明確にし、お客様より今回拡張する内容についてご確認を頂くためのドキュメントである。
準JUNプロジェクト (以下、本プロジェクトと呼ぶ) は前期のプロジェクトで完成したJUNシステムの機能拡張を行うプロジェクトである。元来、顧客からは「テストなどの手段によって、学生の能力の評価を行い、履修する授業の適正診断を行うシステム (言語学習マネージメントシステム)」を作成して欲しいという要望があった。ただし、前期のプロジェクトの人員及び、期間を考慮すると言語学習マネージメントシステムを実現するのは難しいと判断したため、顧客と調整し、次を実現するシステムを作成することとなった。
「現状手動で作成している添削の統計のエクセルデータを、より簡単に効率的に作成できるシステム」
前記を実現したのがJUNシステムであり、詳細は以下に記す。
JUNシステムは平成18年度春に作成された中国語添削支援システムである。JUNシステムはWebアプリケーションであり、次の機能が具備されている。
ü 問題の登録、入れ替え、削除
ü 問題の解答の登録
ü 問題の解答の添削
ü 不正解の分類
ü 添削のやり直し
ü 添削結果の保存
ü 同じ間違いに対し、自動添削
現状のJUNシステムは、実用するには不足した機能があり、JUNシステムを運用するに至っていない。不足した機能を以下に示す。
ü システムが学生に関する情報を持ち合わせていないため、現状では添削結果を返却することができない
ü 現状は1種類の間違いに対し、何人が同じ間違いをしているか分からないため、学生の不正解に対する間違いの統計を確認することができない
ただし、JUNシステムが備えている、「同じ間違いを自動で添削する機能」は添削時間を大幅に削減する期待ができ、学生の間違いの傾向もJUNシステムを利用し確認したいことから、本システムを早急に運用可能な状態にすることが肝要となっている。
表 2‑1 現行システム
表 2‑2 運用可能なシステム
中国語添削支援システム導入本来の目的は以下である。
ü 中国語添削を効率的に実施可能にする
ü 自宅で中国語の学習を実施可能にする
ü 密度の濃い授業を実施するため、Face To Face での講義の時間の割合を可能な限り増やす
上記目的を達成するためにも、JUNシステムに次の機能を追加し、運用可能なシステムにすることが本プロジェクトの目的である。
ü 学生が添削結果を見られる機能
ü 学生の間違いの傾向を確認する機能
本プロジェクトでは目的に記述されている機能を実現するため、具体的に次の機能を実現する。
ü
添削結果確認機能
学生が添削済みの自分の解答を添削結果とともに確認する機能
ü
統計用データ保存機能
正解数および分類毎の不正解数の統計を確認するために必要なデータをシステムからダウンロードする機能
上記機能を実現するため、ユーザ管理に関する機能が必要なことが判明している、それに関する機能は以下
ü
ログイン機能
解答者を明確にするためにシステムにログインする機能
ü
ログアウト機能
システムからログアウトする機能
ü
ユーザ追加機能
システムにログイン可能なユーザを登録する機能
ü
ユーザ変更機能
システムに登録されているユーザ情報を変更する機能
上記機能の詳細を示すため、以下に「画面遷移」、「画面イメージ」を示す。
ただし、「画面遷移」、「画面イメージ」ともに案の段階であり、詳細を詰めるに従って、変更になる可能性がある。
前節で示した画面イメージにどの様につながりがあるのか、図に示す。
画面の集合として大きく「先生側画面」と「学生側画面」があるが、「先生側画面」は前システムと比較し変更はない。「学生側画面」の画面遷移を以下に表す。
図 4‑1 画面遷移図
本プロジェクトにて実現する機能にて必要な画面のイメージを以下に示す。
本システムでは以下のミドルウェアを利用する。
表 5‑1 使用ミドルウェア
名称 |
バージョン |
備考 |
PHP |
4.4.x |
プログラミング言語 |
MySQL |
4.1.x |
データベース |
Apache HTTP Server |
2.0.x |
ウェブサーバ |
本システムの品質向上を目的として以下を実施する。
実装期間においても定期的に顧客とミーティングを開き、その時までに完成している機能について顧客とのレビューを実施する。
実装完了後、以下のテストを実施する
ü 本プロジェクトにて作成すべき機能を全て満たしているかの観点で、チーム内にてテストを実施する
ü 全体的な使いやすさの観点でクライアント、ユーザにてテストを実施する
以下に、本プロジェクトのスケジュールを示した線表を示す。
プログラムの実装完了及び、準JUNチーム内でのテスト完了は12月22日となる。ユーザーテストは 12 月末及び、2007 年 1 月頭の合計2回実施予定。納品は2007年1月12日を予定している。
図 7‑1 スケジュール
以下に、準JUNシステムが必要な機能を満たし、受け入れ可能な状態であるための条件を示す。
ü 添削結果をユーザが確認する際、次の情報が表示されていること
Ø 回答の間違い箇所
Ø 回答の間違いの種類
Ø 回答例
Ø コメント
ü 一つの回答に対し複数の指摘を付加することができ、添削結果表示の際、付加された複数の指摘が表示されていること
ü 以前重松先生が作成したエクセルファイルの作り通りにCSVファイルが出力されること
プロジェクト完了の際、以下を納品する。
ü ソース
ü 運用管理マニュアル
ü テスト仕様書
ü 環境構築手順書
本システムにおける制限事項を以下に挙げる。
ü 期間的な問題と、現状ユーザが中国語の授業履修者に限定されることから、セキュリティ強化に関する機能は実装しない。具体的には次を実施しない
Ø 通信の際、SSL等での通信データの暗号化
Ø DBに保存されたバスワードの暗号化