取り組みの内容

取り組みの全体像

本取組においては、フォロワーとしての学部学生のソフトウェア制作プロジェクトに大学院生と企業の若手技術者がリーダーとして参加してプロジェクトを遂行します。 そこではまず、制作するソフトウェアの価値を議論することから始めて、制作目標を定め、設計とソフトウェアの実現(インプリメンテーション)を行なうことで、 実現の構想力をプロジェクト・メンバー間で共有することができます。

フォロワーとしての学部生は、ソフトウェア開発の実践的スキルを身につけると同時に、コラボレイションの実際を学ぶことになります。 一方、リーダーの大学院生や企業の若手技術者は、マネジメントの実務を経験することになります。

制作プロジェクトは、中間報告会で産業界から派遣されたプロジェクト評価委員から制作上のアドバイスを受けることになります。 これを生かして実現した最終成果物は、評価委員会の審査(コンペティション)を受け、良いものは公開されて社会に還元されます。 その場としてはクリエイティブ・コモンズを想定しています。

以上のプロセス全体を評価する外部評価委員会も設けて、こうした教育の評価基準を産業界の立場から策定し、評価を行なうと同時に、 大学側はこうした教育の標準化を行ない、他大学でも実行可能な状況を作り出します。

本取組で育成される能力は以下のものが期待されます。

  1. リーダーシップ能力
  2. コラボレーション能力
  3. マネジメント能力
図2:コラボレイティブ・マネジメント型情報教育プログラム全体像 図2:コラボレイティブ・マネジメント型情報教育プログラム全体像