Geocoding Module プロジェクト提案書
2006年1月16日 1.3版作成
慶應義塾大学 大岩研究会g-modチーム
承認印 |
|
版 |
作成日 |
作成者 |
承認者 |
更新箇所 |
0.1 |
2006/10/24 |
佐藤俊之 |
− |
− |
0.2 |
2006/10/28 |
佐藤俊之 |
− |
− |
0.3 |
2006/11/06 |
佐藤俊之 |
− |
− |
1.0 |
2006/11/09 |
谷田部学 |
− |
− |
1.1 |
2006/12/06 |
佐藤俊之 |
− |
・ プロジェクトの目的及び成功条件の記載 ・ プロジェクトの目標と品質条件の記載 ・ プロジェクト体制の追加 ・ スケジュールと開発環境の更新 |
1.2 |
2006/12/20 |
佐藤俊之 |
− |
細部修正 |
1.3 |
2006/1/16 |
佐藤俊之 |
− |
細部修正 |
目次
T. プロジェクトの目的と成功条件 …………………………………………………………………………………………p.4
U. プロジェクトの目標 ………………………………………………………………………………………………………p.5
V. 機能仕様……………..………………………………………………………………………………………………………p.6
W. 要求定義………………………………….…………………………………………….……………………………………p.7
X. プロジェクトの体制 ………………………………………………………………………………………………………p.8
Y. 作業範囲…………………..…………………………………………………………………………………………………p.10
Z. 開発環境……………………..………………………………………………………………………………………………p.12
[. 品質基準……………………..………………………………………………………………………………………………p.13
\. スケジュール………………..………………………………………………………………………………………………p.16
]. 納品物…………..……………………………………………………………………………………………………………p.17
I.
プロジェクトの目的
g-modチームの目的は,慶應義塾大学デジタルメディアコンテンツ機構様(以降,DMC様)のデジタルメディアコンテンツ統合システム(以降,DMCシステムと記す)で使ってもらえる新しいシステムを開発することである.
上記の「新しいシステム」としてDMCシステムの新機能であるMap型UIの一部であるGeocoding Moduleを開発する.
Map型UIは,コンテンツ郡をそれらが持つ地理情報を利用して地図上に再配置させる機能を持っている.
その地図に表示するための地理情報を取得することがGeocodingModuleの目的である.
GeocodingModule作成以前は手動でデータを入力していたが,その手間を省くのと正確性を上げるため,本モジュールが必要となった.
用語の定義については2006年11月1日付「DMCネットワークシステム Map型UI表示機能 機能仕様書」(版2.1)参照.
プロジェクトの成功条件は,GeocodingModuleがDMCシステムで使われる際,何らかの報酬を頂くこととする.
報酬の案は現在検討中であり,プロジェクト終了までにDMC様に提案し,決定することとする.
II.
プロジェクトの目標
g-modチームが先述の目標を達成する上での目標は「品質の高いシステムを構築する」ということである.
目標達成の基準として,本書類に記してある品質基準の達成の他に,以下の項目のうち半数を達成することを挙げる.
以下は暫定的なものであり,プロジェクト完了までに最終的な品質基準項目一覧を作成する.
1. Geocoding Moduleからのレスポンスは5秒以内である
2. クライアント指定期間(1ヶ月間)誤動作を起こさない
3. インストール,設定ガイドが作成され,g-modチームがいなくても設定が可能である
4. インストールが簡単であり,3分以内にインストールすることが可能である
5. 汎用性を高めるため,設定ファイルの設定項目を20個以上設定する
6. システムリソースを2万キロバイト以内とする
III.
機能仕様
本モジュールの機能仕様については,本書類作成時において最新版である,2006年11月1日付「DMCネットワークシステム Map型UI表示機能 機能仕様書」(版2.1)内,「W.3 Geocoding Moduleの機能仕様」を参照.
IV.
要求定義
本モジュールに対する要求仕様については,本書類作成時において最新版である,2006年10月4日付けの「Geocoding Module要求仕様説明書」(版1.0)を参照.
V.
ステークホルダー
本プロジェクトの活動におけるステークホルダーは下記の通りである.
クライアント |
慶應義塾大学デジタルメディアコンテンツ機構様 |
システムの開発者 |
PM:谷田部学 (NextWare株式会社) SE/PG:佐藤俊之 (慶應義塾大学 環境情報学部四年) SE/PG:平澤秀幸 (同 四年) SE/PG:松田航 (同 三年) |
システムの保守・管理・運営 |
慶應義塾大学デジタルメディアコンテンツ機構様 |
システムのユーザ |
直接的ユーザ・・・慶應義塾大学デジタルメディアコンテンツ機構様 間接的ユーザ・・・DMCシステム利用者 |
プロジェクトの体制図は以下の通りである.
◆クライアント
慶應義塾大学デジタルメディア・ コンテンツ総合研究機構
※遠峰様がGeocodingModule開発の窓口となっておられています.
◆システム開発者
g−modチーム
VI.
作業範囲
納品物(後述)の納品及びモジュールの初回導入を行うまでをプロジェクトの作業範囲として定義する.
本プロジェクトで行う作業の担当割り振りは以下の通りとする.
No. |
名称 |
担当 |
|
DMC様 |
g-mod |
||
1 |
要求仕様 |
○ |
|
2 |
機能仕様 |
○ |
|
3 |
プロジェクト定義 |
|
○ |
4 |
プログラム仕様 |
|
○ |
5 |
開発環境構築 |
|
○ |
6 |
結合テスト環境構築 |
|
○ |
7 |
キャッシュテーブルのレイアウト |
|
○ |
8 |
開発 |
|
○ |
9 |
テスト(単体,結合) |
|
○ |
10 |
テスト報告(単体,結合) |
|
○ |
11 |
ドキュメント作成 |
|
○ |
12 |
テスト結果検証 |
|
○ |
13 |
本番環境配備 (※初回のみ) |
|
○ |
14 |
テスト環境配備 |
|
○ |
15 |
本番運用 |
○ |
|
16 |
保守 |
○ |
|
上記の「5.開発環境構築」について, DMC様とg-mod双方合意の上で開発環境を決定する要素がある.
以下のものに対しては,決定したバージョン及び形式に沿ってプロジェクトを進行する.
No. |
名称 |
1 |
使用する言語のバージョン |
2 |
使用データベース |
3 |
出力及び入力のエンコード |
VII. 開発環境
以下の開発環境で実装を行う.
使用言語:JDK 1.5.10
実装環境:Eclipse 3.2.1
座標検索API:指定されたGeocoding API (http://www.geocoding.jp/api/)を用いる
外部ファイル:テキストファイル(設定ファイル,プログラムとリクエストログの形式.拡張子ではない)
データベース:PostgreSQL 8.1.5
出力及び入力のエンコード:UTF-8
VIII.
品質基準
VI-1.規約
コーディングの規約は,電通国際情報サービス社による規約(添付:JavaCodingStandard2004.pdf参照)を用い,
この規約にできる限り沿うこととする.
VI-2.レビュー
下記の工程にてレビューを行なう事とする.
(1) プロジェクト提案書(g-mod内部レビュー)
(2) 詳細設計書(g-mod内部レビュー)
(3) テスト方式設計書(g-mod内部レビュー)
(4) 単体テスト仕様書(DMC様レビュー,g-mod内部レビュー)
(5) 結合テスト仕様書(DMC様レビュー,g-mod内部レビュー)
(6) 単体テスト結果報告書(DMC様レビュー,g-mod内部レビュー)
(7) 結合テスト結果報告書(DMC様レビュー,g-mod内部レビュー)
VI-3.テスト
VI-2-1テスト仕様
単体・結合共に,テスト仕様前にDMC様による承認を得てからテストを行うこととする
VI-2-2.レビュー
単体・結合問わず,全てのテストに置いて,テスト結果を記録する.
品質基準を達成しているかは,テスト仕様が受理された後でテストを達成することが判断基準となる
VI-2-3.テスト自動化
単体テストにおいては,可能な限りテストは,テスティングフレームワークであるJUnitを用いて行うこととする.
IX.
スケジュール
本プロジェクトの期間は2006年10月1日から2007年2月24日の間とする.
2006年12月13日時点での詳細スケジュールは以下のようになっている.
X.
納品物
本プロジェクトに対する納品物は以下の通りとなっている.
No. |
名称 |
1 |
プロジェクト提案書 |
2 |
プログラム仕様書 |
3 |
プログラムソース |
4 |
実行モジュール |
5 |
単体テスト仕様書 |
6 |
単体テスト結果報告書 |
7 |
結合テスト仕様書 |
8 |
結合テスト結果報告書 |
9 |
インストール手順書 |
10 |
稼動手順書 |